2010年08月14日

3dCAD設計講義-CAD2

3dCADを使用した設計科目(CAD2/CAD3)を愛知産業大学通信教育部建築学科にて、かれこれ8年ほど担当させて頂いています(正確には、建築デザインU-2/建築デザインV-2の名称の時から)。

通信教育部の面接授業(スクーリング)ですので、生講師からの3日間受講となります。しかも9時半〜17時までビッチリの授業(~_~;)

学生の多くは3年次編入の社会人で、スクーリングも初めて、設計も初めて、CADも初めての初めてづくし。計画・構造・材料・建築史・造形・製図・模型…が未受講の方も少なくありません。

そんな超初心者方が、3日間で3dCAD操作と設計が習得できるものと臨んで来るのですから、講師にとっても、ハードルがとても高い授業なのです(-_-;)

その学生達がいきなり設計に挑戦してしまうと、新聞チラシにある建売住宅やマンションの見取り図のごとく、8畳の私の部屋+20畳のリビング…というような合算平面図になってしまいます。さらに3次元になると、その平面図を垂直にトコロテンのごとく押し出したような造形のオンパレード。

機能の合算だけなら、建築家は不要、大学の講義が建売住宅の営業マン養成になってしまいます(T_T)

そこで、入門となるCAD2では機能を排除し「3次元空間を積極的に意識できるオブジェの作成」を課題としています。
屋根や外壁が無い建築未満になるのですが、壁・柱・階段・スロープ・ブリッジといった、建築要素で構成しなくてはなりません。
高さは10m程度、動線以外の床は禁止(地面を除く)、閉じた空間の作成は禁止です。

部屋や機能、ゾーニングから意識を開放させ、壁やブリッジが作り出す領域、異なる空間の関連性に注力することが目的となります。
CAD2_015.jpg
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CAD2_005.jpg
CAD2_002.jpg

学生作品の一部ですが、美術館の展示空間やホールのエントランスとして応用できそうな魅力的な造形ばかり。
次のステージは、構造や機能も考慮した建築として完成させるCAD3へと続きます。

そうそう、使用アプリケーションはAutoCAD Architecture(Autodesk社)です。
ラベル:3DCAD
posted by 石崎友久 at 17:34| 東京 ☁| Comment(4) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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